再生医療の新しい技術「幹細胞培養上清液」とは?

幹細胞培養上清液とは?

「幹細胞培養上清液」についてあなたはご存知でしょうか?

山中教授のiPS細胞が発表されてから10年以上が経過し、再生医療についての認知度が高まってきました。
今までの細胞の先祖とされる「幹細胞」を中心とした治療法、「なんとなく知っている」そんな方が増えてきているのではないかと思われます。

一方、幹細胞より生成された有用物質が豊富に含まれるのが「幹細胞培養上清液」、こちらを耳にするのは初めての方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな「幹細胞培養上清液」についてご紹介しましょう。 

幹細胞培養上清液はどうつくられる?

幹細胞は培養される段階で、「サイトカイン」と呼ばれる細胞の成長や修復を促進する成分を含むタンパク質を分泌します。このたんぱく質を多く含んだ上澄み液と幹細胞を分離、滅菌・消毒処理を行うことにより幹細胞培養上清液を生成する事が出来ます。

幹細胞培養上清液療法とは?

幹細胞培養上清液を用いた「幹細胞培養上清液療法」とは分離した上清液を点滴から体内に戻す方法です。
幹細胞療法ではアレルギー反応が問題視されていますが、幹細胞培養上清液療法では有効成分のみを注入するのでアレルギーの心配が少ないと考えられています。
効果としては、抗炎症作用、エイジングケア、免疫増強、骨・神経再生、血管再生などが期待されています。 

幹細胞培養上清液入りの化粧品

女性の方々はエイジングケアとなると非常に興味を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
しかし「全額自費での治療は、中々高額だし不安がある…」そんな方には、幹細胞培養上清液を含んだ化粧品が最近では発売されています。多少高額ではありますが、クリニックに行っての点滴に比べれば大分費用を抑えられるでしょう。
もし興味のある方は化粧品から試し、効果を感じる方はクリニックでの治療を受けるのも一つの選択肢ともいえるでしょう。

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